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インド同様、遙か昔からアーユルヴェーダが活用されてきたスリランカ。ここではそんなスリランカに伝わる健康法をご紹介します。
●スリランカ王族も愛用していた幹をくり抜いたコップとは?
スリランカのアーユルヴェーダでは、コタラヒムブツの幹は古くから活用されてきました。スリランカで発見された石碑によると、既に紀元前もの昔からハーブとして、アーユルヴェーダで使用されていたことが確認されています。
スリランカの王族や貴族はコタラヒムブツの「幹」や「根」をくり貫きでコップを作られたといわれます。このコップにお水やお酒を入れると、コタラヒムブツの成分が水やお酒に浸み出してきます。彼らはそれを毎日飲んでいたといわれます。もちろん、今でもスリランカの旧家の多くでこのコップが見られます。ただ、コップが作れるくらいの太さまで成長したコタラヒムブツの樹木は、今となっては大変希少で、なかなか入手できないため、現在でも珍しいもののひとつとされます。
現在では、スリランカでもコタラヒムブツを摂取する場合、その幹や根を砕いて粉末にしたものを煎じてお茶のようにして飲むのが一般的です。
コタラヒムブツの成分は水に溶け出しやすく、確かにこの方法なら、成分を摂り入れやすいことが想像できます。この発想は、スリランカの大自然がもたらしてくれる恩恵を上手に活用した先人達の知恵と言えるでしょう。

●アーユルヴェーダとは?
スリランカはインド(インド亜大陸)の南端に海を隔てて位置する島国です。もともとはインド亜大陸と陸続きでした。そのため隣国インドの文化・文明の基礎は多くの部分を共有しています。現在では世界的に大変有名になった「アーユルヴェーダ」はインドのみならず、スリランカでも脈々と受け継がれています。
「アーユルヴェーダ」とは、生命(Ayurus)知識・科学(Veda)の合成語で、「生命の科学」という観点に基づき、古代から伝承されてきた世界最古の歴史を持つ総合的な学問です。このアーユルヴェーダはWHO(世界保健機関)でも正式に奨励されています。スリランカでは、このアーユルヴェーダが国民の身近な知識として浸透しています。
アーユルヴェーダでは、数千年にも及ぶ経験的な知識に基づいて、自然界のさまざまな動植物、ハーブを使用します。スリランカでは、約2,000種が重要な植物として指定され、400種が国家の管理下に置かれ、そのうちの約150種は乱獲防止と自然保護の目的で輸出禁止とされ、厳重に保護されているほどです。実際、スリランカ国民の約60%が何らかの植物を生活に役立てていると言います。
最近では日本でも「アーユルヴェーダ」という言葉を耳にする機会が多くなりました。その手法のひとつであるオイルマッサージやハーブなどが、若い女性をはじめ美容と健康を願う多くの人々にも広がりを見せています。身体の外側だけでなく、身体の内側から健康になり美しくなれることから、アーユルヴェーダは本当の意味で健康と美を求める人の究極の美容・健康法といえるかもしれません。

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